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【Ansible】クラウド利用の最適化

【Ansible】クラウド利用の最適化

投稿日:2026.04.17
ユースケース
業種: 金融業 運輸業 小売業 製造業 サービス業 製品: Red Hat Ansible Automation Platform

 ~Red Hat Ansible Automation Platformで実現するコスト統制の自動化(FinOps)~


1. 背景:膨らみ続けるクラウド利用料と見えない「ゾンビリソース」の増殖

多くの企業において、DX推進の名のもとにパブリッククラウド(AWS/Azure/GCP等)の利用が急速に拡大しました。しかし、利用の自由度が高まった反面、経営層にとって看過できない「見えないコスト」が深刻化しています。

特に、現場レベルでの以下のような運用実態が企業の利益を圧迫する要因となっています。

  • 開発・検証環境の放置: プロジェクト終了後や週末・夜間も稼働し続けている「消し忘れ」インスタンスの蔓延
  • オーバースペックなリソース配置: 実際の負荷に対して過剰なスペック(インスタンスサイズ)が割り当てられ、最適化されないまま課金が継続
  • シャドーITとガバナンスの欠如: 各部門が個別にリソースを起動し、全社的な利用状況やコストの全体像を誰も把握できていない状態

2. 課題:「現場の節約意識」に頼ったコスト管理の限界

これまで多くの組織では「使い終わったら消すように」といった注意喚起や月次の請求書を確認した後の「後追い調査」で対応してきました。しかし、この手法には限界があります。

  • 実効性の低さ: 現場のエンジニアは開発効率を優先するため、コスト意識が二の次になりやすく、手動での棚卸しは漏れが発生します
  • 管理工数の増大: どのアカウントにどのリソースがあり、誰が所有しているかを調査するだけで、膨大な管理工数(人件費)を費やしてしまいます
  • 手遅れなコスト最適化: 請求が確定してから無駄に気づいても、すでに支払いは発生しており、過去の損失を取り戻すことはできません

3. 解決:Red Hat Ansible Automation Platformによる「ポリシー駆動型」コスト最適化の実現

クラウドコストの削減は人の意識に頼るのではなく、Ansible Automation Platform (AAP) による「仕組み」で解決すべき課題です。Ansible をコスト統制のハブとして活用することで、ガバナンスとコスト削減を同時に実現します。

AAPが提供するコスト最適化の概要:

  • リソースの「自動シャットダウン・起動」スケジュール: 業務時間外(夜間・休日)に不要な開発環境を自動停止。Ansible が全リージョンを横断してスキャンし、一括制御することで、確実に月々の利用料を数千ドル単位で抑制します
  • 「生存期間(TTL)」に基づく自動削除: リソース作成時にタグで期限を設定し、期限を過ぎた「ゾンビリソース」を Ansible が自動で検知・削除。放置による課金増を根源から断ち切ります
  • 未使用リソースの可視化とリサイズ: 低負荷なインスタンスや未使用のディスクボリュームを自動特定。適切なサイズへの変更や削除をアドバイス、あるいは自動実行することで、リソース効率を最大化します

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